浅間山

浅間山の噴火レベルが最低の１になってるとの事で、今のうちにと行ってきました、浅間山荘から前掛山までの往復コース。登山靴も買い替えての活火山歩きですが、思った以上に森が多く、紅葉も楽しめました。長野県御代田町。


森の中	牙山付近の紅葉	湯の平高原

10月の三連休は最終日だけが天気がいいとの事で、行先は浅間山に決定。前日佐久平のPAで車中泊し、朝早くから登山、昼過ぎに下山して帰りの渋滞を回避しようという算段。霧が立ち込める早朝にPAを後にし登山口の浅間山荘に向かう。6時前に山荘到着、有料駐車場は既に一杯で、少し下ったところにある無料駐車場に車を停める。6時10分、登山開始。天気は曇り。

山荘横の鳥居をくぐり、登山届を出し、広い道幅の登山道を緩やかに登っていく。落葉樹と針葉樹が入り乱れた森は静かで美しい。道が細くなれば間もなく一の鳥居で、ここから滝コースと山コースに登山道が分かれ、我々は山コースを行く。7時頃二の鳥居に着き休憩。火山館まで薪を運んでくださいみたいな看板が出ているが、早朝の為か薪が無い。


霧の火山	前掛山	黒斑山の向こうに穂高

紅葉する山を縫って牙山のねきを通り、山深く入っていくと赤茶けた沢に出る。硫黄のにおいもきつくなるが、今日の行程で硫黄臭いのはこのあたりだけだった。かもしか平を過ぎ、8時に火山館と言う名の山小屋に到着。早くもウチのヤツが根を上げている。だらしなさすぎ。

ここから比較的平坦な湯の平高原を抜ける。やがて木々が無くなり、火山への登りとなる。霧の中、頂を斜め上方に横切る登山道を黙々と辿る。＜字型に登山道がくびれる所でようよう霧が晴れ、今日の目的地の前掛山、そして何より乗鞍から穂高、大キレット、槍、鹿島槍、と特徴のあるピークをたどって白馬まで北アルプスが一望できた。これはいいなぁ。


前掛山頂上	帰り道	不動滝

前掛山へはもうすぐだが、風が強く、腰をかがめてそろそろ歩く。10時10分に頂上へ。最高点のある火口は目の前だが立ち入り禁止で、正直ここで充分だ。写真を取っただけで少し引き返し、避難用のドームのあるところで昼食休憩。

後は来た道を帰るだけだが、下りでは霧が晴れ、黒斑山も綺麗に見える。 11時45分には火山館に戻り、二の鳥居から今度は滝見コースを降り、13時15分には登山口に帰還。行程の半分以上は綺麗な森の中で、それから火山に突入する一粒で二度おいしいコース、登山客の数もほどほどで快適でした。

と言う訳で早く下りてきたものの、それでも帰りは大渋滞に巻き込まれ、横浜に帰りついたのは２０時半。長野県って遠いのね。