御在所岳

難波発７時３０分の近鉄特急に乗ると、１０時頃には湯の山温泉駅に着く。バスの待ち時間が惜しくてタクシーで中道登山口まで行ってしまう。これで退屈なアスファルトの一般道を歩く行程も省いた訳だ。１０時３０分、登山開始。登りは中道、下りは裏道を下る予定。

最初は花崗岩なのか砂岩なのか、私たちにはわからんが、岩がえぐれたような登山道が結構多く、かなりの急登。寝正月でたるんだ筋肉がひきつり、息があがる。程なく粉雪がちらちら舞い始める。負バレ石を過ぎ、１時間ちょっとで鎖もあるキレットを楽しく通過。やがて空は暗くなり、風が出、雪もいよいよ降り始めて景色が見づらくなる程。藤内壁の上部を横切るあたりからは足元にも薄く凍り付いた雪が張り付き、ツルツル滑るようになり、慎重に歩を進める。

１２時４０分、山頂公園に到着。さらにリフトに添ったアスファルト道路を１０分ほど行けば三角点だ。もう一度山頂公園に戻って昼食、無茶無茶寒い。１４時少し前に下山開始。日も短いので国見峠から左俣を通るやさしい裏道コースを取る。概ね岩がゴロゴロしている沢沿いの登山道で、何度も川を横断しながらひたすら下る。クライミングで有名らしい藤内壁が右手に聳えている。あんなところを登る人もいるんだ。１５時に藤内小屋、１６時にバス停に戻る。

今にして思えば、下りは国見岳に回っても良かったかな？ま、大阪から日帰りで行けると分かっただけでよしとしよう。