高野山

和歌山と言えば県内至る所、山だらけなのだが、全国に知られた山は皆無に近く、辛うじて挙げられるのはここ高野山位だろう。とは言え金剛峯寺が有名なだけで別に山ガールが群がる事も無さそうだが、兎も角、一遍登ってみようと雪中ハイクが楽しめるこの時期に高野三山にチャレンジ。中の橋から摩尼山、楊柳山、転軸山と三山を回り中の橋に周回するお手軽コース。


摩尼峠	登山道	楊柳山の山頂

路面の凍結が恐いので朝はゆっくり８時に和歌山市の自宅を出る。高野山へのワインディングを慎重に運転中、アイゼンを忘れてきた事に気が付いた。うわっちゃ～。９時４０分頃高野山中の橋の駐車場に着く。準備して９時５５分出発、まずは摩尼山に向かう。天気は晴れだか曇りだかと言ったところ。

摩尼山には奥の院経由で向う道もあるのだが、我々は国道沿いに進み、摩尼トンネル手前から摩尼峠に向かうコースを取った。途中から先行者の足跡が無くなるが、女人道、高野三山と書かれた標識が完備され迷う畏れは無いし、新雪をざくざく踏んで歩く行程は実に心地良い。慎重に雪道を辿り摩尼峠、以降は先行者の足跡もあり、１０時５２分に祠のある摩尼山を通過。

一旦下って楊柳山を目指す。人っ子ひとりいない山の中、１０～１５ｃｍ程度の積雪で、降りでも膝に来ないし、凍っても無いので幸いにもアイゼンは必要無い。快適に歩を進めて１１時４２分、最高峰の楊柳山に到着、ここにも祠がある。立ったままでパンを齧って昼食休憩。


転軸山への雪道	(多分)楊柳山	転軸山の山頂

三山最後のピーク転軸山へはまたまた降る事になるが、遂にハイカー一人とすれ違った。標識通りに足跡を辿り、林道を横切って急坂を登り返し１３時５２分、無人の転軸山山頂に。祠の前で立ったまま蜜柑をほおばり休憩。ちょっと空が暗くなり、ちらっとだが雪も降ってきた。

転軸山を下ると多目的広場に出る。女人道を辿ればこの後女人堂、弁天岳、上水峠と高野の街の外側を周回できるのだが、空模様がやや怪しく、路面が凍結すれば帰りの運転が恐いので、ここから中の橋に戻る事に満場一致で決定。多目的広場から中の橋霊園を通り、子供たちがそりで雪滑りを楽しんでいる斜面の前を通り、森に入ると直ぐに奥の院の墓地に突入した。市川団十郎（何代目のだ？）の墓の前を通り、中の橋に帰還、１４時ちょっと。

・・・と言うような次第で久々の雪見ハイクを楽しみました。アイゼンを忘れると言う大ポカも致命傷にならず助かりましたが、反省至極です。