『大脱走』 (1963米) ジョン・スタージェス /　ジストシネマ和歌山

超有名映画だが初めて観た。第二次大戦中、ドイツ軍の収容所から脱走を試みる連合軍兵士の話。 出来はそれなりと言うかまぁまぁと言うかこんなもんかなと言うあたりだと思う。 素晴らしく切れ味鋭い、と言う事はないと思うけど、 車から部品を盗んで工具を作り、コンクリートを砕き、土を捨て、 支柱を調達する件はそれなりに面白く観る事が出来る。 脱走モノの二大傑作「抵抗」「穴」には遠く及ばないとしてもだ、 まぁ近所のシネコンで千円で観れるなら損した気はしない。

『ローン・レンジャー』 (2013米) ゴア・ヴァービンスキー /　ジストシネマ和歌山

なかなか楽しんで観られました、ジョニー・デップが変なネイティブアメリカンを演じる映画。 どこからか飛んでくる銃弾にさらされる襲撃シーンや、 悪役たちの農場襲撃はそれなりに見ごたえがあったし、 夜の谷間からコマンチ族がど〜っと急襲するのも神々しかったと思う。 クライマックスのバスター・キートン風の列車アクションも、 カッティング・イン・アクションが決まり、少なくとも悪くは無いと思える。 テキサスという地名が出てきたのだが、 ロケ地はジョン・フォード作品でお馴染みのモニュメント・バレーに見えるんだけど、 まさか俺はそれに惑わされてるんじゃないだろうな？ 特に所謂ジョン・フォード・ポイントがモロに映ってたような気もするんだが。