那岐山

遥々岡山まで来て蒜山一座で日帰りするのは体もしんどいし交通費も勿体ないと言う事で、もう一座登ろうと帰り道周辺で探すと、津山の近くに那岐山と言う山があった。「岡山県の山」という本によると歩行時間は４時間ちょっととお手頃。蛇淵の滝からCコースで那岐山に登り、Bコースで降りる周回コース。岡山県奈義町。


Cコースから那岐山ピーク	山頂

蒜山IC近くの道の駅で車中泊した我々は翌朝、中国自動車道を津山ICまで戻り、那岐山登山口を目指した。登山口はICから53号線を鳥取方面に向かい、奈義町に入ってから「那岐山麓山の駅」の表示に向けて左折、山の駅を過ぎてしばらく行った「蛇淵の滝」の入り口がそうで、10台程度の駐車場がある。今日も天気は晴れていて、7時30分出発。

この山もまた森が非常に綺麗で、濃い色の植林と淡い色の自然林のコントラストが印象的。直ぐに登山道はBコース、Cコースの分岐にさしかかり、我々は左のCコースを取る。登山道は比較的なだらかだが、昨日の疲れもあってゆっくりゆっくり登る。鳥の声がピヨピヨ、ホーホーと聞こえてきて誠に長閑だ。これはいいなぁ。

・・・と思って登ってたら突如ボカーン、ボカーンと爆裂音、さらにダダダダダダっと機関銃の音。どうやら近くに陸自の演習場があるらしい。国家防衛の為に必要な事なのだが、真近なのでちょっと驚く。本物の機関銃の音なんて初めて聞いたし。


Bコース下山道	蛇淵の滝

8時40分に大神岩に到着した時には正直、結構息が上がっていたが、ここの標高は1000m、あと250m程登れば良いだけなので頑張ろう。やがてなだらかな尾根に出、 9時30分に1255mとも1240mとも書かれた山頂に到着。眺めは良く広々としていて、空気が澄んでいれば瀬戸内も日本海も見えるそうなのだが、今日は晴れているものの遠くは霞んでいる。氷ノ山も見えているのだろうか、でもどれがどの山なのか分からない。

少しの休憩後山頂を後にし、女性的な稜線を反対側に辿ると、程なくBコースへの分岐に出る。標識も完備されてて安心だ。Bコースは５合目位まではガンガン降るのでちょっと膝に来たものの、以降は植林地の中、なだらかで歩き良い道が多くて助かった。橋を渡り分岐に戻り、 11時20分には早くも駐車場に戻る。行きにパスした蛇淵の滝を見て終わり。

津山にはホルモンうどんというB級グルメがあるとのこと。 53号線沿いに何軒か幟をあげた店があり、適当に選んで入った小さな店でいただきました。言うなればホルモン焼きの焼きうどんで、これはこれでオイシイ。